ベラージオホテルの植物園が夏の展示に変わりました。
「LA DOLCE VITA(甘い生活)」というタイトルがついた庭園は、太陽が輝きレモンがいっぱいです。
マンドリンを持つ少年は愛のうたを奏でるトルバドゥール。衣装は1,000本のカーネーション、なでしこ、キク科の花で飾られています。
トルバドゥールの詩をきく白鳥は高さ3m。からだを覆うのは2羽で10,000本以上のグースの羽根。
大きなラグと頭上の噴水が目をひく庭園は、ローマの近郊の街ティヴォリにあるエステ家別荘のガーデンのよう。
世界でいちばん美しいといわれている庭園には500もの噴水があり、その中のひとつ、楕円の噴水がモチーフになりました。
ラグは植物の種、豆、乾燥野菜などを使い絵が描かれています。
ティヴォリから先にすすむと歓声が聞こえる?
ここはイタリア中部、シエナという街の市庁舎前広場。多くの観客を集め地区対抗競馬「パリオ」がちょうどおこなわれていました。
毎年7月と8月にカンポ広場にて開催されるレースは、850年以上の歴史をもつ伝統のお祭りです。
優勝争いをしているのは、2018年8月のレースで3等までに入った馬とジョッキーのレプリカだそう。
植物園中に置かれたレモン。よく見ると、1,400本のカーネーションを使ったレモン、造花の花びらが使われているレモンの2種類があることがわかるはず。
レモンの隣のボトルは、イタリア発祥のレモンの皮を使ったお酒「リモンチェッロ」。
夏の植物園では57,000本の花が使われます。
夏の展示は9月7日まで。
ベラージオ植物園
入場無料。無休、24時間オープン
過去の展示は ➡ ベラージオ植物園 アーカイブ