ついに到着したラスベガス。飛行機を降りたとたんスロットマシンがきらめき、カジノの街ということを実感するに違いありません。
でも一攫千金を狙うのは後でゆっくり。とにかくスーツケースを受け取りホテルに向かいましょう。
ラスベガスの空港について
名称:ハリー・リード国際空港(Harry Reid International Airport)
空港コード:LAS
ウエブサイト:Harry Reid International Airport
空港はストリップ地区のすぐ南、ダウンタウンからも8kmしか離れていない便利すぎるところに位置。
ラスベガスの空港は2021年12月に”マッカラン国際空港”から「ハリー・リード国際空港(Harry Reid International Airport)」に名称を変えました。
空港コード「LAS」に変更はありません。
ターミナルとゲート
ターミナルビルと到着/出発ゲート
航空会社のバゲージクレームやチェックインカウンターのあるターミナルビルはTerminal 1(ターミナル1、T1と表示もあり)とTerminal 3(ターミナル3、T3)の2つ
ターミナル1にはA・B・Cの3つの搭乗/到着ゲート
ターミナル3にはおもに国際線が利用するEゲートがあります。
そしてどちらのターミナルからも離れたところに大手航空会社が利用するDゲートが存在。各ターミナルとDゲートの間はトラムでアクセスします。
このDゲートが少しややこしいことに。
※ターミナル2は2012年のターミナル3オープンとともに閉鎖されました。
おもな航空会社の利用ターミナルと搭乗/到着ゲート
ターミナル1 | Dゲート | アメリカン航空 デルタ航空 |
B・Cゲート | サウスウエスト航空 | |
ターミナル3 | Dゲート | ユナイテッド航空 ハワイアン航空 エアカナダ(DまたはE) |
Eゲート | アラスカ航空 大韓航空 |
ターミナル1と3を結ぶシャトルバス
ターミナル1と3の間の移動には無料のシャトルバスが利用できます。
運行は15分~30分ごと。「Inter-Terminal Shuttle」のサインに従い進んで
乗り場
ターミナル1
バゲージクレームからひとつ下の階「LEVEL 0(レベル0)」までエレベーターかエスカレーターで降りる。下の階に着いたら外に出て、横断歩道に沿って向こう側に渡ったところ
ターミナル2
バゲージクレームの中央付近、55番ドアから外に出たところ
無料wifi
両ターミナルビル内とDゲートで無料wifiが利用可
wifi一覧から「Harry Reid WiFi」を選択。ログイン画面が立ち上がったら「Accept」をタップ
飛行機を降りてバゲージクレームに向かう
ラスベガスに到着して飛行機を降りてからの流れは
「Baggage Claim(バゲージクレーム)」のサインに従い進む
Dゲートに到着:トラムに乗り利用航空会社が使用しているターミナルビルに移動。バゲージクレームで預けた荷物を受け取る
Dゲート以外に到着:徒歩でバゲージクレームに進み、預けた荷物を受け取る
ターミナルビルの外に出て街中に向かう交通機関に乗る
預けた荷物がない場合は「Ground Transportation(グランドトランスポーテーション)」のサインに従い進み、ターミナルビルの外へ。
アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、エアカナダ、ハワイアン航空などを利用
Dゲートからバゲージクレームへ
アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、エアカナダ※、ハワイアン航空などはDゲートに到着。
Dゲートからバゲージクレームのあるターミナルへはトラムで。
※エアカナダはDまたはEゲートを利用
Dゲートからはターミナル1行きとターミナル3行きのトラムが出ています。
トラムに乗る前に航空会社がどちらのターミナルを利用しているのかもう一度確認して。間違ったターミナルでは預けた荷物を受け取ることができません。
Dゲートからトラム乗り場へ
「Baggage Claim」のサインに従いどんどん歩く
エスカレーターでトラム乗り場のある下の階へ。Dゲートにエスカレーターは2か所ありますが、どちらを使っても降りたところがトラム乗り場フロアです。
エスカレーターを降りたフロアにはトラム乗り場が2か所。ターミナル1行きとターミナル3行きは別々の乗り場から出ています。
ここが少しややこしく、間違ったターミナルに行ってしまう人も多いとか。
ここは絶対間違えられません!
アメリカン航空、デルタ航空を利用したらターミナル1で荷物を受け取ります
エスカレーターを降りたらブルーライン乗り場へ
ユナイテッド航空、エアカナダ、ハワイアン航空などはターミナル3で受け取り
エスカレーターを降りたらレッドライン乗り場へ
中央エスカレーターを利用したら
ブルーライン乗り場はエスカレーターを降り左へ進む。レッドライン乗り場はエスカレーターを降りまっすぐ進む。
D1ゲート~D25ゲート付近のエスカレーターを利用したら
エスカレーターの正面やや左、ショップの向こう側にブルーライン乗り場が見えるはず。レッドライン乗り場へはエスカレーターを降りたら右に進む。
アメリカン航空、デルタ航空は青のサイン
ユナイテッド航空、エアカナダ、ハワイアン航空などは赤のサインに従って
トラム乗り場いりぐちでもう一度確認。
大切なことだからもう一度言います
アメリカン航空、デルタ航空は青のボードの方へ
ユナイテッド航空、エアカナダ、ハワイアン航空などは赤のボードの方
トラムに乗る
トラムに乗ってターミナルビルを目指しましょう。どちらのトラムもDゲートを出発したら次がターミナルです。
ターミナルに到着したらBaggage Claimのサインに従い進みます
※写真はターミナル3。エスカレーター横のドアを入ったところがバゲージクレーム
アラスカ航空、サウスウエスト航空などを利用
A・B・C・Eゲートからバケージクレームへ
A・B・C※・Eゲートはターミナルビル内にゲートがあります。
航空機を降りたら徒歩で「Baggage Claim」のサインに従い進み、荷物をピックアップしてください。
※Cゲートはトラムのグリーンラインを利用可
グリーンライン乗り場はC4ゲート、C16ゲートの近くにあります。
預けた荷物を受け取る
ターミナル1とターミナル3はバゲージクレームの雰囲気がまったく違います。荷物を受け取る前にもう一度ターミナルの確認をすると
ターミナル1バゲージクレーム
ブルーライントラムが着くターミナル1のバゲージクレームは、ラスベガスらしい派手で賑やかでごちゃごちゃした感じ。
荷物が流れてくるターンテーブルの番号は1から16まで。
ターミナル3バゲージクレーム
レッドライントラムを降りて少し歩き、ドアを開けるとターミナル3のバゲージクレーム。こちらは荷物を取ることに特化したとてもシンプルな動線とインテリア。
ターンテーブルの番号は17から26まで。
荷物を受け取る
トラムを降りて歩き、ようやくバゲージクレームに到着。預けた荷物を受け取りましょう。
ターンテーブルの番号を確認
案内ボードで荷物が出てくるターンテーブルの番号を確認します。
ターミナル3はバゲージクレームのドアを入り左側の壁に案内あり。
案内ボードを拡大すると
「Baggage」のボードの「Carousel(ターンテーブルのこと)」列、T3の右の数字がターンテーブルの番号。
出発地のアルファベット順に表示されます。
※コードシェア便は運航する航空会社の便名のみ表示
もし間違えていたら、ターミナル間を結ぶシャトルバスに乗り正しいターミナルへ。トラムに乗ってDゲートに戻ることはできません。
荷物を受け取る
荷物が出てくるまでにかなり時間がかかるときもあるようです。しょうがない、ひたすら待ちましょう。
荷物を受け取ったら自分のものか確認し、間違いがなければターミナルの外へ。
荷物が出てこない。。。
同じ便で着いた他の人のスーツケースは出てきたのに、自分のはいくら待っても出てこない😢
それは乗り継ぎ空港に置き去りにされたか、違う目的地行きの飛行機に乗せられたからかもしれません。
また、荷物を流し終わってある程度時間がたつと、ターンテーブルを回っているスーツケースは一旦回収され、バゲージクレーム内にある航空会社のバゲージサービスオフィスで保管します。
ターミナルを間違えたりで荷物を受け取るのが遅くなったときは、回収されたのかもしれません。
そんな時はバゲージクレーム内にある利用航空会社バゲージサービスオフィスに行き、探してもらう手続きをしましょう。
オフィスのスタッフにスーツケースのメーカーや色、宿泊先などを伝え書類を作成。
手続きには搭乗券、荷物を預けたときにもらえるクレームタグ(写真)が必要です。
スーツケースが見つかりラスベガスに送られ次第、宿泊先に届けてくれます。
預けた荷物が出てこないことは、ありえること。荷物がその日のうちに受け取れなくても困らないよう、せめて1泊分のお泊りセットや翌日必要になるものは機内持ち込みにすることをすすめます。
バゲージクレームにあるもの
カート
利用料金:1台6ドル(2024年6月24日時点)
クレジットカード、現金は20ドルまでの紙幣が利用できます。JCBカードも利用可。
カートスタンドに返却すると25セント返金されます。受け取りを忘れずに。
酒屋
酒屋も出店しています。ホテルに入ったらとりあえず飲んで疲れを取りたい人に。
ターミナル3のバゲージクレーム内スターバックスは閉店しました。
SIMカード、スマホ充電ケーブル、歯ブラシの自販機
自販機はクレジットカードと現金が使えますがおつりは出ません。
スロットマシン
待ってるあいだに一攫千金!
※ターミナル3のスロットマシンは撤去されました
市内へのアクセス
いよいよホテルへ!長い移動ももうすぐ終わり。あとひと頑張りです。
市内へ向かう方法は送迎サービスを頼んだり、自力で向かうならライドシェア(Uber、Lyft)、タクシー、シャトルバス、路線バスなどで。
ターミナルの玄関ドアには番号がふられています。交通機関へ向かうときの目印に
送迎サービス
サービスを利用するときは、ガイド/ドライバーと会えないということがないよう、予約確認書などであらかじめ集合場所を確認しておいて。
送迎サービスはオプショナルツアーも利用できます。
初ラスベガスなので少し心配な人はもちろん、専用車で家族やグループだけで他の人を気にせず行きたいという人にも。
ホテルから空港への送りも可。
ハリー・リード国際空港 ⇔ ラスベガス 空港送迎サービス <乗合/英語ドライバー> 81.25ドル~
ハリー・リード国際空港 ⇔ ラスベガス・ストリップ地区 空港送迎サービス <貸切/日本語ドライバー> 235ドル~
➡ ほかの送迎サービスを見る・予約をする
ライドシェア(Uber、Lyft)
市内へアクセスするのに最も利用者が多いと思われるライドシェアサービス。
乗り場はターミナルビルからブリッジを渡った立体駐車場に設けられています。
「Lyft(リフト)/Uber(ウーバー)」、または「Ride Share」のサインに従って
乗り場
ターミナル1
バゲージクレーム2番ドアと3番ドアの間にあるエレベーターでひとつ上の「LEVEL 2」へ。
レベル2の33番ドアから外に出てブリッジを渡る。
ブリッジ突き当りまできたら右手が乗り場
ターミナル3
多くの人がリクエストしたクルマが来るのを待っています。
タクシー
多くの人が待つライドシェア乗り場と比べ、人影もまばらなタクシー乗り場。アメリカでは、ライドシェアが優先して選ぶ移動手段となったことがよくわかる光景です。
ラスベガスのタクシーは今までも、「遠回りをされた」など、決して良い評価だけでなかったし。
でも、混んでないからすぐに乗れ、早くホテルに到着できると考えることも。
ターミナルビルを出てすぐ目の前が乗り場なので、少しでも歩く距離を短くしたい時にも。
料金
ストリップ・オフストリップ地区
2019年末から空港からストリップへのタクシー料金はゾーンごとの均一料金になりました。
料金とおもなホテル 2023年7月24日時点
※燃油サーチャージとして2ドルが下記の料金に加算されます。
※クレジットカード/デビットカード払いはカード利用料として3ドルが加算されます。
※F1グランプリなど大規模イベント開催時は特別料金が加算されることがあります。
21ドル | マンダレイベイ ルクソール エクスカリバー トロピカーナ MGMグランド ヴァージンホテル |
25ドル | アリア ホースシュー(旧名称バリーズ) ベラージオ コスモポリタン ニューヨークニューヨーク パリス パークMGM プラネットハリウッド オーリンズ |
29ドル | シーザーズパレス サーカスサーカス フラミンゴ リンク ミラージュ パームス リオ リゾートワールド サハラ ストラト(旧名称ストラトスフィア) TI トランプ ベネチアン ウィン ウェストゲート |
ストリップ・オフストリップ以外の地区
2023年7月24日時点
初乗り:5.25ドル
加算額1/9マイル(178メートル)ごと:0.35ドル(最初の1マイル(1.6キロ)の料金は8.4ドル、以後1マイルごとに3.15ドル)
待機料金1時間につき:32.4ドル
空港乗り入れ料:2.4ドル(空港でピックアップ時のみ)
カード利用料(クレジットカード/デビットカードで支払った場合):3ドル
税金:上記料金に3%がかかります
乗り場
ターミナル1
タクシー乗り場はバゲージクレーム3番ドアか4番ドアから外に出たところ。
ターミナル3
国内線で到着したらバゲージクレーム52番ドアから外へ出たところ
国際線で到着の場合はバゲージクレーム56番ドアから外へ出たところ
相乗りシャトル
相乗りの市内行きシャトル。「Bell Trans(ベルトランス)」「Kaptyn」が乗り入れています。
シャトルは同じ方面に行く人と相乗りになり、ホテルをいくつか回ります。ホテルの場所によってはかなり時間がかかること覚悟で。
料金的にはひとりかふたりで乗るならライドシェアやタクシーより割安かもしれませんが、それ以上の人数ならあまりお値打ち感ないかも。
シャトルの利用はラスベガス到着後チケットブースで乗車申込みを。あらかじめ予約もできます。
料金・予約
料金
両社とも15ドル 2023年5月5日時点
予約
ベルトランス予約:ウエブサイト(www.airportshuttlelasvegas.com/airport-shuttle/)から。※予約済みでも到着時にブースでチェックインが必要です。
チケットブース
ターミナル1
ベルトランスチケットブースはバゲージクレーム8番ドアを出て右
ターミナル3
ベルトランスのブースはバゲージクレーム52番ドアを出た壁側
チャーター
「ベルトランス」「Kaptyn」「AWG Ambassador」がサービスをしています。リモ(リムジン)やSUVに乗って優雅にホテルに向かおう!
チャーターも到着時に申し込みできます。到着ロビーを出たあたりにブースあり。
料金・予約
料金
2023年5月5日時点
ベルトランス:SUV93ドル~、リモ98~
Kaptyn:セダン66ドル~、SUV75ドル~、リモ90~
予約
ベルトランス:ウエブサイト(www.belllimousine.com)から
Kaptyn:ウェブサイト(www.kaptyn.com)から
AWG Ambassador:ウェブサイト(awgambassador.com)から
RTCバス(路線バス)
ラスベガスの市バス「RTC」は3路線が空港に乗り入れています。運賃は市内へ向かう交通機関の中で最もエコノミー。
運行は30分~1時間ごと。さらに荷物を持って歩くことを考えると、利用はバス停周辺のホテルに宿泊し、時間がかかっても安く行きたい場合のみに限ったほうが良さそう。
乗り入れ路線
- CX (Centennial Express)
ターミナル1と3に停車
フラミンゴ通りのコバル通りからフリーウエイ15号線までのバス停に停車します。フリーモントストリートにも停車。(2023年1月にルート変更) - 108 Paradise
ターミナル1に停車
ルート上にあるホテルはウェストゲート、サハラ(旧SLS)など - 109 Maryland Pkwy
ターミナル1に停車
※WAX(Westcliff Airport Express)は廃止されCXと統合。CXのルートが変更されました。
※相乗りバス「Trip to Strip」は2019年12月30日をもって運行を終了しました。
乗り入れ路線とバス停周辺のホテル ➡ 運行スケジュール
空港ターミナル間の移動 ➡ ターミナル間を結ぶシャトルバス
運賃
チケット購入はバスの中、またはバス停の自販機で。どちらもおつりは出ないし両替もできないので、きっちりの金額を用意して。
➡ 運賃
旅行者※:2時間有効券 6ドル/24時間有効券 8ドル/5歳以下 無料
ローカル:1回券 2ドル/5歳以下 無料
※運賃は旅行者とローカルの2本立て。RTCは旅行者はストリップを走るDEUCEにも乗れる「Strip and All Access」チケットを購入するよう求めています。
バス停
ターミナル1
バゲージクレームからひとつ下の「LEVEL 0」に下り、外に出て横断歩道に沿って渡り、右に曲がってずっと進んだところ
ターミナル3
バゲージクレームから2つ上にある出発階「LEVEL 2」に行き、44番ドアから出て横断歩道を渡ったところ。
レンタカーセンター行きシャトル
Alamo、DOLLAR、Budget、AVIS、Hertzなど11社が入居したMcCarran Rent-A-Car Center(マッカランレンタカーセンター)
空港から5km南にあるレンタカーセンターまで無料のシャトルバスを利用することができます。
運行は10分~15分ごと。「Rent-A-Car Center shuttle」のサインに従って
乗り場
ターミナル1
バゲージクレーム9番ドアから外に出て道路を半分ほど渡ったところ
ターミナル3
国内線で到着した場合はバゲージクレーム51番ドアから外に出て左
国際線ならバゲージクレーム58番ドアから出たところ
【注意】空港パーキングの利用
空港パーキングに駐車する際、クルマの止め方について空港が注意喚起を促しています。
クルマは必ず前方からロットに入れる「前向き駐車」をしてください。
クルマ後ろにつけたナンバープレートが通路から見えるように駐車しなければなりません。たとえ前後にプレートをつけていても必ず前向き駐車で。
Hi Nighthawk, signs are posted when you enter the lots and obtain your ticket. ⬇️ pic.twitter.com/uQvvZ9WfCL
— Harry Reid International Airport (@LASairport) June 21, 2023
空港パーキングの前向き駐車はクラーク郡の条例で定められており、違反した場合は出頭命令が出るようです。