乱射事件から一年、ラスベガス各地で追悼行事がおこなわれる

乱射事件ストリップ消灯

2017年10月1日午後10時5分におきたアメリカ史上最悪と言われ、58人が犠牲となり500人以上が負傷した乱射事件から一年。

ラスベガス各地ではこの週末、さまざまな追悼行事がおこなわれ、サバイバー(コンサート会場にいあわせた人)や地元の人々が犠牲者に祈りを捧げました。

そして一年たった事件の現場は今どうなっているのか、レポートします。



追悼行事

9月29日

事件後58本の十字架をつくりラスベガスサインに設置したシカゴに住む大工さんが、あらたに十字架をつくりサイン前に運びました。
すでに遺族が持ち帰ったものもあり、1日現在、35本が設置されています。

10月1日

午前6時30分
クラーク郡ガバメントセンターで、ファーストレスポンダー(警官や消防士、医療関係者など)を招き追悼集会を開催。

午前7時~
献血もおこなわれました。会場にはNHLベガスゴールデンナイツの選手とマスコットの姿も。

夕方
不思議な空あらわる

午後10時すぎ
事件現場となったコンサート会場を囲むように、サバイバーと地元の人々が横一列になり手をつなぎ「人間の鎖」をつくりました。

乱射事件人間の鎖

警察官の見守る中、一列に並ぶ人たち 2018年10月1日午後9時35分

コンサート会場向かいの空き地には、「ラスベガスは事件に負けない、昨年よりさらに私たちは強くなった」という意味がこめられた『#VEGASSTRONGER』のバナーが掲げられ、多くの人々がメッセージを書き込んでいました。

乱射事件バナーにメッセージを書き込む

2018年10月1日午後9時30分ごろ

午後10時1分
ストリップ地区のホテルのマーキーが消灯。5分間にわたり沈黙を続け。。。

乱射事件マーキー消灯

2018年10月1日午後10時5分ごろ

乱射事件のマーキー消灯

2018年10月1日午後10時1分

消灯終了後、マーキーに映し出されたのは『#VEGASSTRONGER』のメッセージだけ。

ハウス・オブ・ブルース(マンダレイベイホテル)のマーキーにも

乱射事件ハウス・オブ・ブルース

バス停も『#VEGASSTRONGER』

乱射事件#VEGASSTRONGER

トロピカーナホテル前




事件現場はいま

野外コンサート会場

事件当夜カントリーミュージックのイベント「ルート91ハーベストフェスティバル」がおこなわれていた会場は、あの日から時間が止まったままです。

乱射事件コンサート会場

2018年9月28日

会場に残された個人の持ち物は持ち主に返され、ステージやライドなども撤去。
会場周辺で長らく続いた道路閉鎖は、2017年末までにすべて解除されました。

しかし、毎年この会場で開催されていた音楽フェスやスポーツイベントは会場を別のところに移したため、この一年、会場が使われたことはありません。

乱射事件事件現場

会場にひとつだけ残されたタワー状のものは荒廃して 2018年9月25日

会場を所有するMGMリゾーツ・インターナショナル社は、今後ここをどのように使用するのかーーーメモリアルパークにするのか、何か全く別のものを建設するのか、まだ決めかねています。

 

マンダレイベイホテル

乱射事件マンダレイベイ

2018年9月25日

犯人が宿泊したマンダレイベイホテルの外観は事件前の様子を取り戻しています。

乱射事件マンダレイベイ

2017年10月2日

犯人が割った窓は事件後一週間しないうちにふさがれ
乱射事件マンダレイベイ

2017年11月1日

『#VegasStrong』のバナーは、いつの間にか撤去されました。

マンダレイベイは事件後、ホテル内と併設するコンベンションセンターのセキュリティを強化すると発表しました。

そのためなのか、同ホテルでおこなわれている「マイケル・ジャクソンONE」は入場する際、シルク・ドゥ・ソレイユのショーとしては唯一、金属探知機を通るセキュリティチェックを受けます。

乱射事件マンダレイベイ

 

乱射事件の捜査は終了

ラスベガス市警は8月3日、190ページにおよぶ乱射事件の最終捜査報告書を発表。動機は解明できなかったとしました。
報告書:Read the final report from Las Vegas police on the Oct. 1 shooting
➡ 米最悪のラスベガス銃乱射の動機不明 地元警察の最終捜査報告

また、被害者から訴えられているマンダレイベイを運営するMGMリゾーツ・インターナショナル社は7月下旬、賠償責任は無いとした訴訟を起こしています。
➡ ラスベガス銃撃事件で驚きの訴訟合戦

捜査は終了しても、事件はすぐに幕引きというわけにはいかないようです。