ポップな色使いの石柱がラスベガス近郊の砂漠のなかに突然あらわれる『Seven Magic Mountains(セブンマジックマウンテン)』。
雑誌ヴォーグのファッションページの撮影に使われたこともあり、ラスベガスいちばんの写真映えスポットとして、ローカルだけでなく世界中からやってくる観光客にも人気のアート作品になりました。
残念なことに作品の公開は恒久的なものではなく期間限定。しかし、予想を上回る1日1,000人あまりが訪れることなどから展示期間が何度か延長されています。
セブンマジックマウンテンってなに?

カラフルな岩が目をひくセブンマジックマウンテンは、石灰岩を積み上げた柱7本からなるパブリックアート。
柱は高さ約9mから10.5m、全部で33個の岩が使われています。
2016年5月11日に2年間の期間限定アートとして一般公開されました。(現在は公開期間延長)
作者はスイス生まれニューヨークをベースに活動するアーティスト、ウーゴ・ロンディノーネ。
ブライスキャニオン国立公園(ユタ州)にある”フードゥー”と呼ばれる柱状の岩、そして”バランスロック”と呼ばれる奇跡のバランスを保つ岩から着想を得たそう。

アートワークはネバダ・ミュージアム・オブ・アートがニューヨークの非営利団体アート・プロダクション・ファンドと提携し制作。
プロジェクトが開始されたのは公開5年前。総製作費350万ドル。
制作資金は企業や団体・個人が寄付し、その中で最大のスポンサーがアリアリゾートだそうです。
インフォメーション
- 入場料:無料
- 見学時間:24時間 ※照明はありません
- 公開期間:2027年5月31日まで(2022年7月25日時点)
- ウェブサイト:SEVEN MAGIC MOUNTAINS
注意事項

作品は何もない砂漠のなかに展示されています。サイトには照明がまったくないうえ治安を考慮すると行くなら昼のあいだに。
行き方
展示場所はラスベガスブルバード沿い、ストリップ地区からクルマで30分以上かかるところにあります。
公共交通機関はないのでクルマまたはツアーなどで。
ツアーに参加する
市内から近すぎるため?何故かツアーは少ない、というかほぼ無いです。
ネットで申し込めるものは、多分、下のツアーだけかと。
セブンマジックマウンテンのあと「ウエルカム・ラスベガスサイン」にも立ち寄るという、写真映えスポットをめぐる半日ツアー。
日本語ガイドつき。
クルマを貸し切る
自分たちだけの専用車で行くというのもあり。
1時間単位でチャーターすることができるので、セブンマジックマウンテンと他に行きたいところを組み合わせても。
1時間から利用できる貸切チャーター。英語ドライバー
レンタカーで行く

フリーウエイ15号線を南下し、左手に見えるM Resortというホテルを通過した後、次の出口「Sloan Rd」 (exit 25)でフリーウエイを降り左折。
フリーウェイの出口が近づくと標識(上の写真)がでています。
↓
少し進むとラスベガスブルバードにぶつかるので右折。
↓
10分くらい走ると左側に柱が見えてきます。
フリーウエイを降りてからも『Seven Magic Mountains』の標識がでているので迷うことはないはず。
または、ラスベガスブルバードをひたすら南へ走っても行くことができます。
敷地に無料のパーキングあり。
タクシー、ウーバーなどのライドシェアを利用する
運賃はかなりかさみそうですが、タクシーやライドシェアで行くこともできます。
ただし、これらのサービスを利用するなら見学するあいだは待ってもらって。展示場で帰りのタクシー、ウーバーなどを拾うことは不可能です。
アリアホテルのスモールマジックマウンテンが撤去
アリアホテルのトラム乗り場近くに飾られてたセブンマジックマウンテンの模型は、2021年には撤去されています。