ベラージオホテルの植物園が秋の展示に変わりました。
毎年秋は黄金色の庭園にクマやキツネが訪れる人々を歓迎してくれましたが、今シーズンは一変。現代アーティストや建築物に敬意を払う展示に。
植物園では水の流れる音と鳥の鳴き声が響いています。
秋の展示
オレンジ色のアーチ
植物園中央に設置されたアーチはChristoとJeanne-Claudeによるインスタレーション”The Gates”(ニューヨーク 2005年)にインスパイアされたデザイン。
ゲートの高さは6メートル。水しぶきが降っています。
花の滝
アーチの向こうに見えたのは大きな花の滝と、滝を取り囲む花々とかぼちゃ。
そして空中にいる森の妖精
高さ6メートルの滝はシンガポール空港にある人工滝”レイン・ボルテックス”をオマージュ。
滝つぼをつくるため、植物園がオープンして以来はじめてサブフロアーの一部を外したそうです。
フランク・ロイド・ライト
近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの傑作”落水荘”(ペンシルバニア州 1935年)にインスパイアされたものも。
頭上を飛ぶ5匹のとんぼ。羽は宝飾デザイナーでティファニー創業者の息子ルイス・コンフォート・ティファニーのガラス工芸からアイデアをもらいました。
建築物の近くに置かれた巨大などんぐり。オレンジ色のカーネーション32000本が使われています。
盆栽
秋色の花の中に銅色の盆栽。ここでもオレンジ色のアーチを見ることができます。
植物園・夜
ライトアップされた植物園は昼とは異なる雰囲気が漂う
秋の展示について
水不足が懸念されるラスベガスなのに水を惜しみなく使ったこの展示。使われているのはホテル地下にある井戸に溜まった雨水やリサイクルの水。
植物園で使用した水もリサイクルされ、ホテルで再び利用するそう。
期間中に展示される植物は22000本、かぼちゃは357個。
庭園デザインはエド・リビーとホテル園芸チーム
リビーは2017年から植物園のデザイナーとアートデレクターをつとめています。
秋の展示は2022年11月12日まで
入場無料 無休 24時間オープン