ラスべガスの最新情報とニュースをお届けします。
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もくじ
- 1 シルク・ドゥ・ソレイユが破産申請/ブルーマングループが一時解雇
- 2 ネバダ州経済活動再開計画が足踏み 7月末まで第2段階のまま
- 3 コスモポリタンホテルのバフェ、営業再開
- 4 ホテルもマスク着用を義務化へ
- 5 ネバダ州にマスク着用令が発令
- 6 ネバダ州経済再開計画「フェーズ2」にとどまる
- 7 新型コロナのこと忘れてる?カジノは密でマスクなし
- 8 大通りにストリートパフォーマーが帰ってきた!
- 9 ウィンのバフェ、6月18日再オープン。フルサービスのような食べ放題レストランとして
- 10 ネバダ州のコロナウィルス感染者数、1万人を超える
- 11 6月4日カジノ再オープン!ただし感染予防対策はしっかりと。ラスベガス観光局がキャンペーンをじはじめる
- 12 フリーモントストリート 新しい映像ショーがデビュー
- 13 抗議デモで2件の発砲事件が発生 1人死亡
- 14 黒人男性圧死を受けての抗議活動、平和的におこなわれるも一部が暴徒化
シルク・ドゥ・ソレイユが破産申請/ブルーマングループが一時解雇
2020年6月30日
シルク・ドゥ・ソレイユは、アメリカでも破産保護を申請すると明らかにしています。
シルクがラスベガスでおこなっていた6つ公演は、コロナ感染拡大の影響を受け3月にすべて休演。
5つの劇場を所有するMGMリゾーツ社は年内にすべてのショーを開けることを望んでおり、このまま再開準備を進めるとしています。
また、シルクは2017年にブルーマングループを買収していますが、ブルーマンのキャストとクルーを一時解雇すると30日、発表しました。
ただし、州のガイドラインで劇場公演が許可されれば、公演を再開したい考え。
ネバダ州経済活動再開計画が足踏み 7月末まで第2段階のまま
2020年6月30日
ネバダ州のスティーブ・シソラック州知事は29日の会見において、経済活動再開の第2段階を7月31日まで継続すると発表しました。
このところのネバダ州の新型コロナ新規感染者数、入院者数が大きく増加したことを受け。
ネバダ州経済活動再開計画「Roadmap to Recovery」は5月9日に第1段階にあたるフェーズ1がはじまり、フェーズ2には5月29日に移行。
6月15日にフェーズ2の期限を6月末日まで延長し、今回再度の延長となりました。
関連ニュース
➡ ネバダ州経済再開計画「フェーズ2」にとどまる
➡ ラスベガス再オープンに向け一歩前進。5月9日、フェーズ1へ移行
コスモポリタンホテルのバフェ、営業再開
2020年6月25日
コスモポリタンホテルのバフェ「WICKED SPOON」が、6月26日午前8時に営業を再開します。
従来のバフェのように自分で料理ステーショに取りに行きますが、料理はスタッフが取り分けるようです。
バフェをあけるのは現時点では週末のブランチのみ。
日時:金-日 午前8時-午後3時 食事の制限時間は2時間
料金:大人 36ドル、子供(4歳-10歳)20ドル/酒飲み放題 17ドル
ラインパスは20ドル
※予約を強く推奨。予約はホテルのウェブサイトで
ホテルもマスク着用を義務化へ
2020年6月25日
24日の州知事の会見を受け、ホテルも相次いでマスク着用義務化を発表しています。
シーザーズエンターテインメント
知事の会見より一足早い24日正午から義務化されました。
米国内の系列ホテル館内において、飲食する時以外は常時マスクを着用。すべての宿泊客と遊びにきた人、館内を通り抜ける人も対象となり、マスクをつけることを拒否した場合は退館を命じるようです。
MGMリゾーツ
米国内系列ホテルの公共の場所において、宿泊客と遊びにきた人は全員、マスクを着用しなければなりません。
これに従いたくない場合は退館を求めるということです。
ウィンリゾーツ
系列ホテルの公共の場ではマスク着用を義務としました。
ネバダ州にマスク着用令が発令
2020年6月25日
@GovSisolak signed a directive with a new requirement for Nevadans and visitors to wear a cover their nose and mouth with a mask or face covering, when in public. Exceptions apply, such as kids & those with certain medical conditions. #NoMaskNoService pic.twitter.com/rmlx7BeMNU
— @NVHealthResponse (@NVHealthRespon1) June 25, 2020
ネバダ州知事は24日記者会見をひらき、公共の場所においてマスクやフェイスカバーを着用するよう指示しました。6月25日午後11時59分から発効。
違反に対する罰則は設けられていません。
マスク着用が義務化されるのは屋内の公共の場所、屋外は他者と1.8メートル以上離れることが困難な公共の場所。
10歳以上のネバダ州住民と来訪者が対象となりますが、病気やメンタルヘルス、からだに障がいがあるなど、マスクをつけることが困難な人はこれにあたりません。
また、2歳から9歳の子供に対しては、マスク着用を強く推奨しています。
ネバダ州は近頃、コロナの新規感染者数、入院者数とも増加に転じています。
ネバダ州経済再開計画「フェーズ2」にとどまる
2020年6月15日
ネバダ州知事は15日会見し、経済再開計画は当面の間、現在の「フェーズ2」を続けることを発表しました。
最近の新型コロナ新規感染者、入院患者数とも増加傾向にあることを受け。
フェーズ2は6月30日に期限を迎えるため、6月末までに次の段階に進むのかまだ留まるのか発表する予定。
ネバダ州は4段階にわたり経済を再開させる計画で、最初のフェーズ1から1段階先に進んだフェーズ2に5月29日に移行しました。
関連ニュース
➡ ネバダ州フェーズ2に5月29日に移行 映画館の営業も許可
新型コロナのこと忘れてる?カジノは密でマスクなし
2020年6月15日
各カジノホテルは州などが示したガイドラインにのっとり、新型コロナ感染防止対策を講じていますが、基本はソーシャルディスタンスの確保(1.8メートル)、マスク着用、手洗いの3つ。
ところがソーシャルディスタンス確保とマスク着用はあまり守られていません。
客は感染防止対策のことは目に入らないかのような、コロナ前と同じ自由な行動をしているように見えます。
週末の夜、ストリップ地区を訪れてみました。
カジノは密集&密接になりやすい
テーブルゲームは隣と近づきすぎないよう1台に座るプレーヤー数を半減。しかし、プレーを見る人が距離をとらず2重・3重にテーブルを囲むことも。
スロットマシンが2台-3台連続しているところは隣の台を使用できないようにし、距離を確保。使わない台は画面が消えていることが多く、イスは撤去されています。
ところが、友人同士や家族は隣でプレーするためや、プレーを見るためにどこからかイスを移動。
どこかに移動したため、イスのない稼働中のスロットが散見されました。
アトラクションも密集&密接
週末の夜、ラスベガスがいちばん混雑するときはアトラクションも密です。
ベラージオホテルの植物園はソーシャルディスタンス確保のため、前のグループとの間が1.8メートル離れたところで入場。
はじめのうちは前との距離を意識しても、いつの間にか自分のペースで進みだし社会的距離が無い状態に。
噴水ショーも混雑時はソーシャルディスタンスが困難。
距離確保のステッカーの上で待っても、ナイスな位置を探してる人にすぐ横に立たれたりしました。
パフォーマンスを見ることに集中して、”隣と距離を取って”などど考えません。マスクしている人がいなかったら閉鎖前と同じ光景です。
信号待ちは超密集・密接
まったく問題になっていませんが信号待ちは密接・密集です。特に横断歩道の途中にあるアイランド的なところは超密。
ここでは隣と1.8メートル確保するのはほぼ無理。ラスベガスの赤信号は長過ぎるのに。
マスクは無しが大多数
どのカジノも公共の場所でマスク着用を推奨しています。しかし、マスクが無くても入場拒否されることはありません。
ラスベガスに遊びに来た人たちは、マスクをしない人が大多数を占めていました。
この週末のマスク着用率は10-15%くらい。
この状況を受け南ネバダ保健局は15日、すべてのビジネスに対し客にマスク着用を促すよう求めました。
大通りにストリートパフォーマーが帰ってきた!
2020年6月15日
カジノ再オープンから10日あまり。ラスベガスを訪れる旅客数は順調なようで、すべての客室を使っているわけではないものの、週末は満室のホテルもあるようです。
そして閉鎖前はどこででも見かけたストリートパフォーマーが、3か月ぶりに戻ってきました。
6月13日土曜日のベラージオ前には、一緒に写真を撮ってチップをもらうコスプレの人
セクシー衣装のお姉さんたちも復活
突然はじまったアクロバット系とブレイクダンスのコンビのパフォーマンス↓
閉鎖前はいなかった(と思う)コンビに拍手喝采。キャップいっぱいのチップをもらっていました
大通りにストリートパフォーマーが帰ってきました。土曜日のベラージオホテル前
一緒に写真撮るコスプレも復活してました。 pic.twitter.com/9llYIvdfm9— びば☆ラスベガス (@biba_lasvegas) June 15, 2020
ウィンのバフェ、6月18日再オープン。フルサービスのような食べ放題レストランとして
2020年6月15日
3か月の閉鎖期間を経て、ウィンホテルのバフェが6月18日に再オープンします。ただし、閉鎖前のバフェとは少しシステムが変わるようです。
こちらに移動しました↓
ウィンのバフェは新型コロナ感染拡大防止のため、ほかのバフェに先がけ3月13日に閉鎖しました。
ストリップ地区のバフェレストランが再オープンするのは、ウィンがはじめて。
ネバダ州のコロナウィルス感染者数、1万人を超える
2020年6月9日
ネバダ州のコロナウィルス感染者数が9日、1万人を超えました。
ネバダ州保健局によると6月9日までに21万1157人が検査を受け、感染が確認されたのは1万30人、死者は444人。
6月9日時点のネバダ州における感染者の割合は男性48%、女性52%。
年齢は30~39歳、40~49歳、50~59歳がそれぞれ17%、次に20~29歳の16%、60~69歳と70歳以上は13%ずつ。
人種では白人がいちばん多く37%を占め、次にヒスパニックの33%、黒人11%、アジア系は10%となっています。
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6月4日カジノ再オープン!ただし感染予防対策はしっかりと。ラスベガス観光局がキャンペーンをじはじめる
2020年6月9日
6月4日、ネバダ州の多くのカジノが78日ぶりに営業を再開。この日を待ちわびた人々がドアオープンに歓声をあげました。
ラスベガス観光局は同日からウィルス感染防止の基本、マスク着用、ソーシャルディスタス、手洗いを呼びかけるVegas Smartキャンペーンを開始。ホテルのマーキーを乗っ取っています。
マスク着用!
ソーシャルディスタンスを呼びかけるニューヨークニューヨークのマーキー(手前)と、マスク着用をうながすパークMGMのマーキー(真ん中)
ベラージオの湖前の歩道には、ソーシャルディスタンスを確保した位置をステッカーで表示
手洗いは20秒かけて。ラスベガス観光局”ベガス・ベイビー”を20回繰り返すこと(約20秒)を推奨しています。
フリーモントストリート 新しい映像ショーがデビュー
2020年6月2日
フリーモントストリートの映像ショーは6月4日に再開。この日、新しいショー「Mixology」が9時のショーでデビューします。
フリーモントストリートエクスペリエンスはコロナウィルス感染防止のため、3月18日から休止していました。
抗議デモで2件の発砲事件が発生 1人死亡
2020年6月2日
昨夜の抗議デモで2件の発砲事件が発生。1件で犯人が死亡、別の事件は撃たれた警官が重体となっています。
2つの事件に関連はありません。
1日午後11時20分ごろ、ダウンタウンにある裁判所の前にいたデモ参加者に警官が解散するよう求めていたところ、銃3丁を持った男が接近。
警官が発砲すると別の警官に向かっていったため、さらに発砲。男は搬送先の病院で死亡が確認されました。
LVMPD: Video of Jorge Gomez at protest was seen in heavily armored gear. #8NN pic.twitter.com/GkBqCJz4Ch
— 8 News NOW (@8NewsNow) June 2, 2020
1日午後11時30分、サーカスサーカスホテル付近で警官に向かい石やボトルを投げつけていたグループの取り締まりをおこなっていたところ、道路の向こう側から銃撃され、警官ひとりが頭を撃たれ重体。
犯人はほどなく確保されました。
これらの事件を受け、2日から抗議デモ取り締まりを強化するため、州兵が増員されました。
2日におこなわれた抗議デモには数百人が参加。多数の警官とSWATが暴徒化を警戒する中、はじめて平和的にデモが終了したようです。
Protest is now heading west on Tropicana, it has grown substantially since starting at 7 @8NewsNow #lasvegas pic.twitter.com/lve9FBwYhX
— Joe Moeller (@joemoeller44) June 3, 2020
黒人男性圧死を受けての抗議活動、平和的におこなわれるも一部が暴徒化
2020年6月1日
ジョージ・フロイドさんが警官に首を圧迫され死亡したことに対する抗議活動は、アメリカからヨーロッパに拡大しています。
ラスベガスでも引き続き5月31日と6月1日にデモがおこなわれました。
抗議デモは声を上げながら歩く平和的なものですが、エスカレートした一部参加者により破壊や略奪がおこなわれています。
5月31日の抗議活動は午後5時にマンダレイベイホテル前に300人が集合。大通りを北上しました。
#NOW: Protesters are moving north on Las Vegas Blvd near Park MGM.
NOTE: Profanity.
Video taken from passenger seat. @8NewsNow #8NN pic.twitter.com/yx8iZuFCBV— Sasha Loftis (@SashaLoftis) June 1, 2020
参加者が人種差別に抗議する片膝をつくポーズを取ると、同じポーズで抗議の意を示す警官も。
.@LVMPD officers take a knee during #GeorgeFloyd protest. Protesters cheer loudly. Seems to relieve some tension, perhaps if only momentarily. pic.twitter.com/NUQQ8gbmS7
— Shea Johnson (@Shea_LVRJ) June 1, 2020
数か所で略奪や破壊行為があり、その中のひとつ、ノースアウトレットでは2店のガラスが割られ、21人を逮捕。
MGMグランドホテルの近くでは警察が催涙ガスを使用する事態に。
The protest has clearly escalated as Metro officers fire nonlethal bullets and deploy tear gas and protesters run for it. #GeorgeFloyd #LasVegas pic.twitter.com/n2UDAewcwf
— Shea Johnson (@Shea_LVRJ) June 1, 2020
31日はデモ警官2人が負傷。148人が軽犯罪、7人が重罪で逮捕されました。
6月1日の抗議デモにはラスベガス出身・イマジンドラゴンズのフロントマン ダン・レイノルズが参加。
hundreds out here peacefully protesting in Vegas pic.twitter.com/8qZ6PwXaY9
— Dan Reynolds (@DanReynolds) June 2, 2020
デモ終了後、サーカスサーカス付近とダウンタウンで発砲事件があったようです。
関連ニュース
➡ 黒人男性が圧迫され死亡した事件に対し、ラスベガスでも抗議活動がおこなわれる