年間2,000万人以上が訪れる『LINQ Promenade(リンクプロムナード)』に新しいアトラクションが2019年8月、オープンする予定です。
1億ドルを投じる新アトラクション『Kind Heaven(カインド・ヘブン)』は東南アジアがテーマ。
東南アジアの音楽、フード、カルチャーを体験し、新しいテクノロジーを使いまるで自分が本当にアジアの街や森にいると感じることができるそう。
新アトラクション カインド・ヘブンについて
アトラクションは全部で7つのエリアがあります。
エリア1 カインド・ヘブンいりぐち 上の階へ
エリア2 バーチャルトレインのりば。ここから東南アジアへ向かいます
エリア3 ナイトマーケット フードやドリンクのほかファッションなども扱う
エリア4 フォレスト
エリア5 サンクチュアリ
エリア6 ライブ会場 VIPルーム
エリア7 ライブ会場
フード・ドリンク
上の完成予想図を見たかぎり、ナイトマーケットではお手頃価格で食べることができそうですが、どうやらレベルの高いストリートフードを提供するらしい。
ミシュランで星がついてもおかしくないくらいのレベルということで、値段は決して安くないもよう。
ラスベガスにお酒を飲めるところは多いけど、ここにしか無さそうなのが自分のその時の体調や気分にあわせた薬草を選び、酒とミックスしたカクテルを飲める中国風のバー。
もちろん普通のアメリカのバーもあり。
フードやドリンクはナイトマーケットエリアだけでなく、他のエリアにもそこの雰囲気にあわせた屋台やバーをつくるそうです。
なお、予想図にある人気店「長浜ラーメン 餃子 長浜安さん」については言及されていません。この店を誘致するのか、ただの予想図なのかも不明。
音楽
ライブ会場?ステージ?は4つあり、いちばん大きいところは1,000人収容。
音楽はひとつのジャンルにこだわらず、すべてのジャンルを楽しめるようです。
アメリカはもちろんアジアから招いたミュージシャン、そしてホログラムのミュージシャンも出演。
テクノロジー
ビジターはウェアラブルなデバイスをつけてアトラクションをまわることで、次回訪れたときは前回と違う体験ができるように。また、アトラクション内の支払いにこのデバイスを使うことも可能。
支払いは仮想通貨でも。
このアトラクションをつくる人
『カインド・ヘブン』はミュージシャンのペリー・ファレル、Immersive Artistry社、シーザーズエンターテイメント社の共同事業。
ペリー・ファレル
ロックバンド「ジェーンズ・アディクション」と「ポルノ・フォー・パイロス」のフロントマンであり、ミュージックフェス「ロラパルーザ」をはじめた人。
『カインド・ヘブン』でも音楽に関わり、ファレルのチームがアジアにミュージシャンのスカウトに行っているとか。自身もステージにたつ予定。
Immersive Artistry社
映画プロデューサーのキャリー・グラナットとエド・ジョーンズらで設立。
キャリー・グラナットは「スクリーム」シリーズを制作したミラマックス社の元社長、そして「ナルニア国物語」のウォールデン・メディアの創始者。
エド・ジョーンズは視覚効果とアニメの専門家。
シーザーズエンターテイメント社
アメリカ13州と5ヶ国で47のカジノを運営。
ラスベガスではシーザーズパレスホテルとリンクホテルを含め8つのカジノホテルとリンクプロムナードを所有。
時間・場所・料金
時間:午前11時ー午後5時、午後8時ー午前3時。昼は年齢制限はありませんが夜は21歳以上。
場所:リンクホテル内。入り口はリンクプロムナード側。
入場料:未定
もうひとつの新しいアトラクション
リンクプロムナードに昨年11月、新しくジップラインをつくると発表がありました。
ジップラインとは、空中に貼ったワイヤーを滑車を使って滑る鳥気分になれるアトラクションのこと。
フリーモントストリートとリオホテルにもあり、フリーモントストリートに設置されているものは行列ができるほどの人気。
Get ready to #FlyLINQ 💙🚀 #2018 #ComingSoon @LinqPromenade
Details: https://t.co/P5mLCdGduE pic.twitter.com/8TABXqJHaJ
— The LINQ (@TheLINQ) 2017年11月8日
リンクプロムナードにつくるジップライン『Fly LINQ』は、ラスベガスブルバード付近から観覧車手前の終点まで330メートルにわたり空中遊泳が楽しめるそうです。のりばの高はさ37メートル。
2018年春に建設を開始し、同年末までに完成予定。